Windows Server 2025 の検証環境を用意するため、インストーラーの USB メモリを作成してみます。
1. Windows Server 評価版のダウンロード
ISO イメージ ファイルを、下記のサイトからダウンロードします。
「日本語」→「ISO ダウンロード」→「64 ビット エディション」のファイルをダウンロードします。
- 26100.1742.240906-0331.ge_release_svc_refresh_SERVER_EVAL_x64FRE_ja-jp.iso
2. USB メモリの用意
インストーラーとして利用する USB メモリを用意します。
- 今回は、8GB のメモリを用意しました。
- diskmgmt.msc などで、FAT32 ファイルシステムでフォーマットしておきます。(クイック フォーマットでよい)
USB メモリは、D ドライブとしてマウントされています。
PS C:\> Get-PSDrive -PSProvider FileSystem | ft -AutoSize Name Used (GB) Free (GB) Provider Root CurrentLocation ---- --------- --------- -------- ---- --------------- C 182.02 292.70 FileSystem C:\ D 0.00 7.44 FileSystem D:\
3. インストーラー ファイルのコピー
Windows Server の ISO イメージ ファイルを、ダブル クリックなどで作業用の Windows マシンでマウントします。今回は、Eドライブとしてマウントされました。
PS C:\> Get-PSDrive -PSProvider FileSystem | ft -AutoSize Name Used (GB) Free (GB) Provider Root CurrentLocation ---- --------- --------- -------- ---- --------------- C 182.02 292.70 FileSystem C:\ D 0.00 7.44 FileSystem D:\ E 5.73 0.00 FileSystem E:\
Robocopy で、ISO イメージ ファイルの内容をコピーします。
- E: → ISO イメージ ファイルのマウント ドライブ(コピー元)
- D: → USB メモリのマウント ドライブ(コピー先)
- /s → サブ ディレクトリもコピーする。
- /max:3800000000 → 3,800,000,000 バイト(約3.8GB)に満たないファイルのみコピーする。
PS C:\> Robocopy.exe E: D: /s /max:3800000000
Dsim コマンドで、WIM イメージ ファイルを、FAT32 のファイル容量上限を超えないように分割コピーします。
このコマンドは、PowerShell アイコンを右クリック →「管理者として実行する」から開いたターミナルで実行します。
- E → ISO イメージ ファイルのマウント ドライブ(コピー元)
- D → USB メモリのマウント ドライブ(コピー先)
PS> Dism /Split-Image /ImageFile:E:\sources\install.wim /SWMFile:D:\sources\install.swm /FileSize:3800
これで、USB ブートで Windows Server をインストールできます。
参考サイト
以上。