青空 Jumping Box(仮)

Windows Server 2025 がリリースされたのでクリスマスまでに検証環境をつくるつもり

Windows Server 2025 のゲスト OS で Sysprep を実行してみる。

Hyper-V の仮想マシンにインストールした Windows Server 2025 をテンプレートとして利用する準備をして、Sysprep を実行します。

 

1. Windows Server 2025 仮想マシンの準備

下記のように、Windows Server 2025 をインストールした仮想マシンを用意しておきます。

 

2. リモート デスクトップの有効化

サーバー マネージャーで「ローカル サーバー」を開き、「リモート デスクトップ」の隣にある「無効」リンクをクリックします。

下記のような画面が表示されるので、リモート デスクトップを有効化して「OK」をクリックします。

  • リモート デスクトップ:このコンピューターへのリモート接続を許可する
  • ネットワーク レベル認証で~:チェックを OFF にする

「~ リモート接続を許可する」を選択した時点で、下記のようなメッセージが表示されるので「OK」をクリックします。

サーバー マネージャーで、リモート デスクトップが「有効」に設定されたことを確認します。

 

3. パスワード ポリシーの変更

検証用の仮想マシンではパスワードを固定したいので、パスワードのポリシーを変更しておきます。

「ローカル セキュリティ ポリシー」を開きます。

「セキュリティの設定」→「アカウント ポリシー」→「パスワードのポリシー」を開き、「パスワードの有効期限」を「0 日」(無期限)に変更します。

 

4. Windows Update の実行

できるだけ、Windows Update を実行して、更新プログラムを適用しておきます。

サーバー マネージャーで「ローカル サーバー」→ 下記の赤枠のあたりのリンクを開きます。

「更新プログラムのチェック」をクリックします。

更新プログラムのダウンロードとインストールが完了するまで待ちます。ここで、必要に応じて、Windows を再起動します。

更新プログラムのインストールが完了したら、「更新プログラムのチェック」をクリックして、あらためて更新プログラムを確認します。このチェックは、更新プログラムをすべてインストール完了するまで繰り返します。

 

5. Sysprep(Sysprep.exe)の実行

PowerShell から、Sysprep.exe を実行して、Windows からシステム固有の情報を削除します。

PS> C:\Windows\System32\Sysprep\sysprep.exe /quiet /oobe /generalize /shutdown /mode:vm

コマンドを実行すると下記のように画面が表示され、Windows は自動的にシャットダウンされます。

 

このあと、この仮想マシンの仮想ディスクを使用して、仮想マシンを複製します。

OS を起動すると、初回起動時の処理が開始してしまい、Sysprep の再実行が必要になります。そのため、この仮想マシンは間違って起動しないように注意します。

以上。