Hyper-V で、差分仮想ハード ディスクを接続した仮想マシンを作成してみます。
1. 差分仮想ハード ディスクの作成
差分仮想ハード ディスクは、Sysprep を実行してある親仮想ハード ディスクをもとに、下記のように作成しておきます。
2. 仮想マシンの作成(差分仮想ハード ディスクを接続)
Hyper-V マネージャーで、ホストを右クリック →「新規」→「仮想マシン」を開きます。
「仮想マシンの新規作成ウィザード」が起動するので、「開始する前に」で「次へ」をクリックします。
仮想マシンの名前と場所を指定して、「次へ」をクリックします。
- 名前:vm01
- 場所:D:\Hyper-V\ ※デフォルトのまま
仮想マシンの世代は、差分仮想ハード ディスクの親仮想ハード ディスクに揃えて「次へ」をクリックします。
- 第 2 世代
メモリの割り当てを指定して、「次へ」をクリックします。
- 起動メモリ:4096 MB
「ネットワークの構成」では、仮想スイッチを選択して「次へ」をクリックします。
- 接続:~ - Virtual Switch
「仮想ハード ディスクの接続」では、差分仮想ハード ディスクを指定して「次へ」をクリックします。
- 新規ハード ディスクを作成する
- 場所:D:¥VHDX¥vm01.vhdx
「完了」をクリックします。
3. 仮想マシンを構成するファイルの整理
作成した仮想マシンのファイルを、単一のフォルダにまとめておきます。
仮想マシンを右クリック →「移動」を開きます。
移動ウィザードの「開始する前に」が表示されるので、「次へ」をクリックします。
「仮想マシンの記憶域を移動する」を選択して、「次へ」をクリックします。
「仮想マシンのすべてのデータを 1 つの場所に移動する」を選択して、「次へ」をクリックします。
移動先のフォルダを指定して、「次へ」をクリックします。
- フォルダー:D:\VM\vm01\
- ここで指定するフォルダは、指定前に作成しておきます。
- 差分仮想ハード ディスクも移動されますが、親仮想ハード ディスクは移動されません。
「完了」をクリックすると、ファイルが移動されます。
4. 仮想マシンの起動
ブート順序を調整してから、仮想マシンを起動します。
仮想マシンを右クリック →「設定」を開きます。
「ファームウェア」→「ブート順」で、ネットワーク アダプタを選択して「下へ移動」をクリックします。
ブート順が下記のように並んだことを確認して、「OK」をクリックします。
- ハード ドライブ
- ネットワーク アダプタ
仮想マシンをダブル クリックして、コンソールを開きます。
「起動」をクリックします。
Windows Server 2025 が起動し、Sysprep を実行してあるので初期設定の画面が表示されます。
以上。