System Center Virtual Machine Manager(SCVMM)2025 で、仮想マシンから VM テンプレートを作成してみます。
今回の内容です。
今回の環境
VM テンプレートにする仮想マシン(vm03)を、下記のように作成してあります。
仮想マシン「vm03」は、事前に停止してあります。
VM テンプレートの作成
SCVMM で、「VM とサービス」→「すべてのホスト」配下にあるクラスターを選択し、対象の仮想マシン(vm03)を右クリックして「作成」→「VM テンプレートの作成」を開きます。
既存の仮想マシンが破棄される確認メッセージが表示されるので、「はい」をクリックします。ちなみに、今回は事前に仮想マシン「vm02」から複製した「vm03」を VM テンプレートにするので、破棄されて問題ありません。
VM テンプレート名を入力して、「次へ」をクリックします。
- VM テンプレート名:vm04
「ハードウェアの構成」は、そのまま「次へ」をクリックします。
オペレーティング システムは、インストールしてあるゲスト OS にあわせて「Windows Server 2025 Datacenter」を選択して「次へ」をクリックします。
VM テンプレートを保存するライブラリ サーバーを選択して、「次へ」をクリックします。
- ライブラリ サーバー:lab-fs-01.hv.go-lab.jp
ちなみに、ここで選択したライブラリ サーバーは下記のように用意してあります。
ライブラリの共有フォルダを選択するため「参照」をクリックします。
ライブラリ サーバーの共有フォルダを選択して、「OK」をクリックします。
共有フォルダが選択されたことを確認して、「次へ」をクリックします。
「作成」をクリックします。
「ジョブ」画面が表示されるので、しばらく待ちます。「テンプレートの作成」ジョブの内容を確認すると、Sysprep などが実行されています。
ジョブが完了したことを確認しておきます。
仮想マシン「vm03」は削除されています。
VM テンプレートの確認
「ライブラリ」→「テンプレート」→「VM テンプレート」を開くと、作成されたテンプレートが表示されます。
- 名前:vm04
VM テンプレート(vm04)を右クリック →「プロパティ」を開きます。
「ハードウェア構成」→ 仮想ハードディスクの名前(~.vhdx)を開くと、VHDX ファイルのパスを確認できます。
「ライブラリ」→「ライブラリ サーバー」配下にある共有フォルダを開くと、テンプレートの VHDX ファイルが保存されています。
つづく。