Windows Server 2025 の仮想マシンに、複数のネットワーク アダプターを追加してみます。
仮想マシンに複数ネットワーク アダプターを同時追加した様子
Windows 仮想マシンで同時に複数のネットワーク アダプターを追加すると、仮想マシンの「設定」画面でのアダプターと、ゲスト OS 側でのアダプターの並びがそろわないことがあります。
たとえば、うまくいかない例として、下記のように同時に仮想マシンにネットワーク アダプターを追加して、「適用」をクリックして設定を保存します。

仮想ネットワーク アダプターは合計8つ作成され、MAC アドレスは自動生成により「~:4A」から「~:51」の連番になりました。(16進数なので 4F の次は 50)
1つめのアダプタは、「~:4A」です。

8つめのアダプタは、「~:51」です。

Hyper-V ホストの PowerShell で、仮想マシン「lab-hv-03」の仮想ネットワーク アダプターの MAC アドレスを確認すると、上から順に MAC アドレスが連番になっています。これは、仮想マシンの「設定」画面と同じ並びになっています。
PS C:\> Get-VM lab-hv-03 | Get-VMNetworkAdapter | select MacAddress MacAddress ---------- 00155D030F4A 00155D030F4B 00155D030F4C 00155D030F4D 00155D030F4E 00155D030F4F 00155D030F50 00155D030F51
ゲスト OS 側で確認すると、下記のように 8つのネットワーク アダプターが認識されています。

しかし、MAC アドレスの並びと、アダプターの名前(Microsoft Hyper-V Network Adapter #なし ~ #8、イーサネット ~ イーサネット #8)は、一致しませんでした。
たとえば、仮想マシンの「設定」画面で2番目のアダプターは、ゲスト OS 側では「イーサネット 7」になっています。これは、いったん認識されると OS を再起動しても変更されません。
PS C:\> $env:COMPUTERNAME LAB-HV-03 PS C:\> Get-NetAdapter | select MacAddress,InterfaceDescription,Name | sort MacAddress MacAddress InterfaceDescription Name ---------- -------------------- ---- 00-15-5D-03-0F-4A Microsoft Hyper-V Network Adapter イーサネット 00-15-5D-03-0F-4B Microsoft Hyper-V Network Adapter #7 イーサネット 7 00-15-5D-03-0F-4C Microsoft Hyper-V Network Adapter #5 イーサネット 5 00-15-5D-03-0F-4D Microsoft Hyper-V Network Adapter #8 イーサネット 8 00-15-5D-03-0F-4E Microsoft Hyper-V Network Adapter #2 イーサネット 2 00-15-5D-03-0F-4F Microsoft Hyper-V Network Adapter #6 イーサネット 6 00-15-5D-03-0F-50 Microsoft Hyper-V Network Adapter #4 イーサネット 4 00-15-5D-03-0F-51 Microsoft Hyper-V Network Adapter #3 イーサネット 3
ちなみに、仮想マシンを起動した状態で、PowerShell などで同時にネットワーク アダプターを追加しても、同様にアダプターの認識順序はずれることがあります。
仮想マシンへの複数ネットワーク アダプターの追加
ネットワーク アダプターを期待どおりの順序でゲスト OS に認識させるため、仮想マシンを起動した状態で、1つずつアダプターを追加します。
1. 仮想マシンの起動
ネットワーク アダプターを追加する仮想マシンの、ゲスト OS が起動した状態にしておきます。

ゲスト OS は、まだネットワーク アダプターが追加されていない(1つだけの)状態です。

2. ネットワーク アダプターの追加
仮想マシンの「設定」画面で、「ハードウェアの追加」を開き、「ネットワーク アダプター」を選択して「追加」をクリックします。

追加途中のネットワーク アダプターが1つだけ(2つめのアダプターの追加途中)の状態で、「適用」をクリックします。

これで、2つめのアダプターが保存されました。

ゲスト OS 側で、「イーサネット 2」が追加されたことを確認します。

同様に、仮想マシンに、3つ目のアダプタを追加して・・・

ゲスト OS 側でも「イーサネット 3」が追加されたことを確認します。

このように、仮想マシンに1つずつネットワーク アダプターを追加して、OS 側に認識させます。
以上。